【令和7年度・新設助成金】「不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース」がスタート!
2025.05.02
助成金情報
今回は、令和7年度から新たに始まる助成金制度についてご紹介いたします。
それは両立支援等助成金の
「不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース」。
この制度は、不妊治療や月経に伴う体調不良、更年期による不調など、女性が抱える健康課題に配慮しながら働きやすい職場を整える中小企業を、国が応援してくれる助成金です。
女性の健康と、働きやすさの両立をサポート
働く女性の中には、体調の波や通院との両立に悩む方も少なくありません。
たとえば...
- 不妊治療で頻繁に通院が必要。でも周囲に相談しづらい
- 毎月の月経で強い痛みがあり、業務に支障が出ることがある
- 更年期の不調で集中力が続かず、仕事に不安を感じている
こうした「女性特有の健康課題」に向き合いながらも、無理なくお仕事を続けられるように、職場の環境を整えていく――
それが、この助成金の目的です。
対象となる健康課題とは?
今回の助成金では、以下のような健康課題が対象とされています。
- 不妊治療(通院・投薬・体調変化への配慮など)
- 月経に伴う体調不良(PMS、強い月経痛など)
- 更年期障害による不調(ほてり、頭痛、気分の落ち込みなど)
これらの課題を抱える労働者が、安心して両立できる制度を導入し、実際に利用した場合に助成が行われます。
整備する制度の具体例
この助成金では、企業が次のような両立支援制度を職場に導入・整備し、従業員が利用することが条件となります。
整備対象となる制度は、以下の6つです。
- 休暇制度
通院や体調不良時に使える特別休暇などを新設。 - 所定外労働の制限制度
体調に合わせて残業免除を行う制度。 - 時差出勤制度
1日の所定労働時間を変更することなく始業及び終業の時刻を変更できる制度。 - 短時間勤務制度
勤務時間を1時間以上短縮して働ける制度。 - フレックスタイム制度
あらかじめ定められた総労働時間の範囲で働く時間帯を自分で選べる制度。 - 在宅勤務制度など
体調が安定しない日でも無理せず働ける、在宅勤務制度など。
これらの制度のうち、1つを導入し、実際に対象となる労働者が5日間(または5回)以上利用した場合に助成金が受けられます。
助成金額と受給回数
助成金支給額は、以下の図の通りです。(厚生労働省のパンフレットから抜粋)
対象となる労働者がA~Cの両立支援制度を合計5日または5回以上利用した場合に、受給可能となります。
(Aは男女ともに利用可能)
社会保険労務士の視点から
この制度は単に「助成金をもらえる」だけでなく、企業にとって次のようなメリットもあります。
- 働きやすい制度が整い、女性の定着率・満足度がアップ
- 採用活動でも「女性が働きやすい会社」としてアピールしやすい
- 男女問わず、ライフスタイルに応じた柔軟な働き方の基盤づくりに
そして何より、体調や治療と向き合いながら働く従業員にとって、「会社が理解してくれている」という安心感が生まれます。
最後に
女性も男性も心身ともに健やかに、そして安心して働き続けられる職場づくりは、これからの企業経営においてとても大切なテーマです。
「制度は作ってみたいけれど、具体的な整備方法がわからない」
「うちの会社でも対象になるか確認したい」
そんなときは、ぜひ弊法人にご相談ください。
制度の整備から助成金の申請まで、丁寧にサポートいたします。
